シャーロックホームズが面白い！変人さが際立つエレメンタリーを大解剖！

2023年8月21日2023年11月30日

あーと

シャーロックホームズを題材とした作品はたくさんありますが、中でも私のおすすめドラマは「エレメンタリー　ホームズ＆ワトソンinNY」です。
その魅力についてご紹介！

「エレメンタリー　ホームズ＆ワトソンinNY」

原作はイギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルが創作した小説。主人公は探偵のシャーロック・ホームズ。
舞台はイギリスではなく、NYという設定となっておりシャーロック・ホームズを知らない人でも楽しめる作品。
原作に出てくるキャラクターや設定も見どころだが、オリジナルキャラクターや設定も見ごたえあり。
このドラマのおすすめポイントは、推理だけでなく主人公のシャーロック・ホームズの”変人さ”が際立っていること。

※以下、ストーリーに関する多少のネタバレありのため注意してください。

「エレメンタリー　ホームズ＆ワトソンinNY」

作品紹介

全米CBSネットワークで2012～2019年（シーズン7、計154話）にかけて放送された作品。
タイトルとなっている「エレメンタリー(ELEMENTARY)」は、コナン・ドイルの創造したシャーロック・ホームズを最初に舞台で演じた俳優ウィリアム・ジレットの名台詞「Elementary, my dear Watson. （初歩的なことだよ、ワトソン君）」から来ている。
相棒のワトソンは、原作と同じく医者ではあるが、ファーストネームはジョンではなくジョーンという女性。
エキセントリックで、時として反社会的な言動を見せるホームズのお目付け役として雇われたのだが、すぐに二人は互いの能力を認め、最強のパートナーシップを発揮していく。（出典：スーパー！ドラマTV）

ストーリー

時は現代。
ロンドン警視庁で顧問を務めていたが、薬物依存症となりリハビリのためにニューヨークに住み始めたシャーロック・ホームズ。

そんなホームズのところへ、リハビリ付添人としてホームズの父に雇われたというジョーン・ワトソンなる女性が訪ねて来る。

ワトソンは優秀な外科医だったが、手術の失敗によって患者を死なせたことを苦にして医者を辞め、違った形で病める人を助けたいという思いで依存症患者のリハビリ付添人になったのだった。

しかし、ホームズには自分自身で考えたリハビリ・プログラムのアイデアがあった。

ロンドンで難事件を次々と解決していった天才的な探偵能力を活かしてニューヨーク市警の顧問に志願しようというのである。

ロンドンで働いていた際に知り合ったというニューヨーク市警の警部グレッグソンのコネを得たホームズは、戸惑いながらも同行するワトソンを連れて、早速、殺人現場に乗り込んで行く……。
引用：スーパードラマTV

キャスト

シャーロック・ホームズ／Sherlock Holmes
（声：三木眞一郎）

あることがきっかけで薬物依存症回復のためNYのリハビリ施設へ。
ロンドン時代知り合ったNY市警警部のツテでNY市警顧問になる。
鋭い観察眼と抜群の記憶力で推理を展開していく。良好な人間関係を築くことが苦手。

【ジョニー・リー・ミラー：Jonny Lee Miller】
1972年イギリス生まれ。両親は共に舞台俳優で、母方の祖父は007シリーズで初代の“M”を演じたバーナード・リーという俳優一家の出身。映画『サイバーネット』で共演したアンジェリーナ・ジョリーと結婚。その後離婚するも良好な関係が続いている。モデル／女優である妻のミシェル・ヒックス（2008－2018年）との間に2008年生まれの息子がいる。映画「イーオン・フラックス」「ダーク・シャドウ」に出演。

ジョーン・ワトソン／Joan Watson
（声：田中敦子）

優秀な外科医であったが手術中に患者を死なせてしまい辞職。
薬物依存症のリハビリをサポートする付添人としてホームズの父に雇われる。
ホームズの事件に同行することになり、徐々にホームズの仕事を手伝うことになる。

【ルーシー・リュー:Lucy Liu】
1968年アメリカNY生まれ、両親は台湾からの移民。ロック・クライミング、スキー、乗馬、アコーディオンと、多彩な趣味の持ち主。アニメ映画の声優業もこなしている。未婚であるが、2015年に代理母出産により息子が誕生。映画・ドラマに多数出演しており、「チャーリーズ・エンジェル」や「キル・ビル」など有名作品の出演もあり。

注目のキャラクター

アイリーン・アドラー
（ナタリー・ドーマー／Natalie Dormer）
【出演作品】
「ゲーム・オブ・スローンズ」「ハンガーゲーム」

良好な人間関係が築けないホームズが唯一愛した女性アイリーンとの話は必見！
あのホームズが弄ばれる。
アイリーンを演じるナタリーの演技、特に表情は魅力的で、ホームズが惹かれるのも納得。

キティ・ウィンター
（オフィリア･ラヴィボンド／Ophelia Lucy Lovibond）
【出演作品】
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

シーズン3からのキャラクター。
犯罪被害者の過去を持ち、ホームズの弟子として探偵修行を行っている。
ホームズとワトソンとは違う関係性を築いており、ホームズと感情面で似ているところも…。

おすすめする理由

このドラマは、かの有名なシャーロック・ホームズが現代のニューヨークに居たら…という設定に加え、元ヘロイン依存患者という設定の作品。

おすすめポイントは、なんといっても主人公のシャーロック・ホームズの”変人さ”が際立っていること。

シャーロック・ホームズの海外映画やドラマはいろいろ見てきましたが、”変人さ”でいうとダントツじゃないかなと！

変人さにプラスし、少しおちゃめな一面や人との関わりが不器用なはずなのになぜか周りを惹きつける魅力もあります。

結構感情に流されていることもあり、人としての危うさも…。

そして、シャーロック・ホームズといえばそのずば抜けた観察力と推理力が魅力。

ホームズの相棒のワトソンは、この「エレメンタリー」では元医者の女性ジョーン・ワトソン（アジア系アメリカ人）という設定！

一見アンバランスにも思えますが、この2人のコンビネーションが最高に面白い。

ホームズと一緒にいる影響で、ワトソンも事件に同行し事件解決に貢献していきます。

ホームズとワトソンの掛け合いや、ホームズの変な実験や行動に対するワトソンのリアクションなどクスッと笑える場面も多数あり。

シーズンを通してホームズがワトソンや周囲の人々とぶつかりながらも交流を深めていきます。

そして、このエレメンタリーでは2人は恋仲にはならず、お互いが「家族」のような存在になっていきます。

人との関わりがとことん下手なホームズですが、ホームズにとってワトソンは『なくてはならないかけがえない存在』になっていくのがシーズンを通しての魅力です。

主要キャスト以外にもゲスト出演している俳優も豪華で、キャラが際立っているところも見どころ！

個人的におすすめのストーリー

シーズン1　第23話「本当の嘘」／The Woman＆第24話「傷だらけのヒーロー」／Heroine
シーズン2　第12話「マレフィセント」／The Diabolical Kind
シーズン3　第12話「決着の日」／The One That Got Away
シーズン4　第7話「ライアーゲーム」／Miss Taken
シーズン5　第15話「狙われた名探偵」／Wrong Side of the Road＆第16話「献身的な殺人」／Fidelity
シーズン7　第13話「別れの挨拶」／Their Last Bow

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シャーロック・ホームズの他のおすすめ作品

2009年の作品。「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr、「ファンタスティックビースト」のジュード・ロウが出演。
アイリーン役には「君に読む物語」のレイチェル・マクアダムス。

このホームズは行動だけでなく、身なりからしても”変人さ”が見て取れる。
その”変人さ”と対称にワトソンは身なりも行動も紳士的。正反対の2人だが、このコンビの息もぴったり。
ダウニー・Jr、ロウが見事にキャラクターを演じている。
死んでも生き返るブラックウッド卿の怪奇な犯罪を2人が解決していく。

2011年の第2作目の作品。ついにモリアーティ教授と相対する。ホームズの宿敵モリアーティ教授を演じるのは「ベンジャミン・バトン数奇な人生」のジャレッド・ハリス。

前回の作品でモリアーティ教授の存在が明るみになるが、今作で対峙する。
ホームズとモリアーティ教授は知能も腕力も互角。
ハリス演じるモリアーティ教授は知性溢れる雰囲気やスマートに犯罪を計画していく様子を見事に演じている。
ホームズとモリアーティ教授が対峙するシーンはハラハラさせられる。
ホームズの兄、マイクロフトの違った”変人さ”も面白い。

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